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1: neokdr (2393) ☗13☗6☗62017-01-01 10:30
相掛系の1局です。 21:17手目で単に25飛とした局面と同じ局面です。24歩、同歩、同飛の時に34歩や14歩の様な変化を与えてるので、少し損とは思いますが、相手も迷うという意味ではありだと思います。 22:86歩は25飛横利きで85歩とされて86の歩を回収されます。 33:速攻する場合は玉が広いのですが、持久戦になると85桂や65桂が77金に当たり77銀よりも損になります。 39:面白い囲いの構築です。攻めが手薄いですが、これであれば77金が動いても77地点が堅いです。 47:ここの数手は後手がはっきり得をしました。先手にはまだ有効手として16歩や96歩があったのと、後手には有効手が沢山ある為です。 69:ここ数手は先手がひたすら手を渡す展開ですが、やはり1回は16歩と突いておくのが良いと思います。 76:戦いが起こる前に、41金や42金で離れ駒を無くす手もありました。41金と42金の違いは41金は飛車を渡すことを見越した手で、42金は上部に厚く構える手です。 80:単に85桂ですと跳ねた瞬間が甘いので、97歩、同香としてから85桂と行きたい所ですが、97歩に同玉と取られて少し無理そうです。 88:76歩として同飛なら75銀と銀を使って手厚く攻める手もありました。 102:激しい展開になってくると、51金の離れ駒が痛い所です。 103:81飛の方が51金取りと玉を睨む位置なので、より厳しかったと思います。 144:最後は綺麗な詰みとなりました。 先手は工夫の囲いでしたが、かなり囲いが完成後に手渡しの連続となってしまいましたので、何か打開策があるとより良いのではと思います。終盤の詰みはお見事でした。 後手は先手が手渡しを続けていましたので、戦いを起こす前に離れ駒を無くしておくのが良いと思います。また、35歩は積極的で好感が持てますが、34地点に弱点を作ってしまいましたので、伸ばさない方が良かったかもしれません。34歩のままでしたら35銀と飛車をいじめる手もありますので。 先手の珍しい囲いに後手が積極的に攻め、先手がうまく反撃したという将棋でした。
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