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1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-01-21 08:41
変わった形になった棋譜シリーズ [横歩竹部流] 17:見るからに無理筋っぽいが、竹部女流が実験的に採用していた指し方らしいことを後から知った。 20:初見なのでかなり迷った。代えて84飛(82でも可)と引き、角桂と金桂香の交換から龍を作る指し方もあるらしい。 21:一般的には代えて88同角らしく、手損になっても78の金を浮き駒にしない指し方が勝るよう。先手に目立った主張はなく、生角と持ち角の差で後手が(微妙にではあるが)一方的に得をしている状況。 22:龍を作るつもりなら代えて27飛打で、実際それが正着のよう。ここで日和るからには「咎めて指す」意識は捨てるべきで、優勢を手放して研究手順を避けた形。 23:失着に見えるが、これでこちらに色気が出た。 26:後手じっくり指せば十分な形で、自分自身手厚い攻めの方が得意なのだが、ぱっと見えた攻め筋を選んでしまった。こうやって方針をフラフラさせるとロクなことがない。反省すべきだと思う。 29:代えて15角打と攻め合う順を甘く見ていた。相手の方も見落としたようなのでトントンではあるが、少し迂闊。 30:代えて29と金や23飛もあり手広い局面。指してから失着かなと思っていたのだが、ソフト曰くそんなに悪い手ではないらしい。ともあれ29と金がやや勝るようではある。 32:33角成が王手になるのをすっかり忘れており、これで完全に紛れた。代えて25歩が正着のよう。 34:そのまま気付かず反則手。これからの将棋をフイにしてしまい、相手の方には申し訳ない。 竹部流については「マイナー将棋ブログ」というブログの記事が詳しい。 http://mainashogi.blog61.fc2.com/blog-entry-31.html リンク先によると「△2七飛以下の先手勝率はなんと0で一局も勝っていません」だそうで、女流公式戦くらいのレベルになれば紛れないくらいの差がつくようだが、級位者の将棋は序盤に多少の差がついても中終盤でいくらでもひっくり返るし、段位者であっても「苦手な形」「よく知らない形」に誘導する効果はある(振り飛車党に筋違い角とか)ため、苦手な形を避けるための方策としては一定の価値がありそう。 なお、青野流の1変化(▲52玉△41玉に▲33飛成)を新竹部流と称することがあるようだが、これはこれでまったく別の将棋になるし、▲52玉には△22銀が主流なので目にすることはあまりなさそう。
2: orihime (2053) ☗5☗9☗112017-01-21 16:10
横歩取りからの飛車切り、おもしろいですね。 22△2一飛は落ち着いた手で、私の第一感もそれでした。 先手は▲2八歩と受けるしかないように思います。 あとはじっくりした展開になりそうなので、咎めることはできてないですが、先手の研究にはまることもなさそうです。 逆に△2七飛はかなり踏み込んだ印象です。 本譜の場合は、24手目△2六歩で後手優勢ではないでしょうか。 先手に手がないので、▲3八銀(金)なら△5四角、▲5二飛△2七歩成▲2八歩なら△2六とからじっくりと金をひきつける、といった要領でどうでしょう。
3: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-01-22 13:22
コメントありがとうございます。初見で△2七飛はなかなか指せないですね。本譜も△2一飛と打った局面ではじっくり指すつもりでいたのですが、△2六歩で色気が出ました。30手目くらいから思考が噛み合わなくなりフラフラと負けてしまったのですが、局面自体は面白い形だったと思います。
4: M916 (1366) 2017-01-22 13:36
>mdarg さん コメントありがとうございます。はい、竹部流です。 詳しいアドレスありがとうございます。 他の解説ページで予習してたのですが、紹介いただいた方が詳しく書いてますね。参考にしたいと思います。 王手放置は自分もやっちゃうのでお互い様という所かと…。 21は手損の方が嫌だったので同銀を選びました。 23以降は▲2八歩以外なかったですね。▲2八歩以降の進行なら、先手は持ち駒分と後手は駒の連結度で互角といった感じなのでしょうか。 この手順はプロ間では流石に無理筋なのでしょうが、前に24の段位者に一発決まってた動画を見たことがあるので、可能性はあるのかなと思います。 >orihime さん コメントありがとうございます。 飛車の効きが苦しく感じるので、22△2一飛は思いつかなかった手でした。 24手目は先手にいい方法がないので、△2六歩の垂らしの方がより厳しいですね。 ご指摘ありがとうございます。
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