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1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-02-07 18:32
詳説自戦記シリーズ [対矢倉中飛車(居角左美濃)] 振り飛車党のD_Dさんと並んで対局を(自分が勝手に)楽しみにしている、居飛車党のM916さんとの一局。 28:矢倉の出だしから、後手居角左美濃、こちらは屋敷流2枚銀に構え、5筋を交換。この時点では先手が指しやすい形。 29:しかし序盤から長考しての緩手。意図としては66銀と立って後手角のラインを封じ込めたいのだが、出たところで64歩と押さえ込まれて何にもならない。屋敷流で68角と上がるとたいてい後悔するのだが、本譜もやはり、35歩を指せばよかったと後々まで後悔するハメになった。31手目と35手目にもチャンスがあったのだが、結局指せずじまい。 37:自分では妙手だと思い喜んで指したのだが、ソフトの解析では代えて45桂が勝り、次いで55同銀。得意のはずの序盤でリードを失い、形勢はほぼ互角に戻った。 38:しかし後手時間を使いすぎたのか秒を読まれ、1手損1歩得で歩切れを解消できた(感想戦で確認し忘れたが、75角の王手をうっかりしたのだと思う)。自分が時間で勝っているというのはとても珍しい。 41:しかしこちら(まだ1分半残してる)も54歩打が見えずまた互角。 43:ここも同角が勝る。 48:最初の転機がここ。本来なら飛車を逃げて銀を取り合うところで歩打。悪手なのだが、まったく予想外で腰が引ける。 49:完全に気合負け。代えて▲56同銀△56同銀▲56同飛でわかりやすく先手優勢。 51:引いたからにはコッチだと指してしまったが、代えて56銀ならまだ優勢だった。またも互角に戻る。 62:しかしその思い切りがよかったのか、後手に受け損ないが出て押し込みモードになる。感想戦で、3~2筋方面の攻めは軽く見ていた旨伺った。 63:ところがところが、ここまで押し寄せておいて読み切れずに引く。代えて▲33銀成△同金▲同角成△同角と捌き合うと▲43金打が激痛だった。▲33銀成に△同角だと▲33桂の利かしが入り、角交換からの▲41角打がこれまた激痛(飛車を逃げると25桂で終了)。 69:その後も微妙に思わしくない指し手が続き、互角近くまで形勢が戻っている。ここも代えて24角が正着。 70:しかしここで後手に悪手。代えて21歩と受ければまだまだわからない形。 75:しかししかしこちらにも焦りが出る。代えて45桂と刈り取っておけば後手に怖い攻めはなかった。 89:しかししかししかし先手優勢は優勢で、よく見ると代えて63飛打で1手勝ち濃厚なのだが、まったく見えておらず大緩手。ところがどっこい、本譜25桂と指した局面は69金と打たれて絶体絶命の大ピンチに見えるものの、実は王手になるように15角と打ってから59歩打という妙手があって、形勢としてはほぼ互角らしい。指している自分はそんなこと夢にも思わないので、必至をかけられて負けだなコリャと半分以上諦めていた。 9092:なんとまだ終わらない。後手に寄せの失着が連続で出た。ドタバタしっぱなしではあるが、級位者同士の将棋で秒読みも入っているとなれば、ぶっちゃけこんなもんだと思う(開き直り)。終盤に間違えない人が勝つのが将棋だという決まり文句があるが、お互いにやらかしてる場合、たまたまわかりやすくミスった方が負けることも多い。 99:ここでも代えて63飛打が勝るが、この際それはいいでしょ、結果的に寄ったから。 103:成れば必至だったようだが見えていない。 105:43銀成から即詰みがあるが、もちろん見えていない。まあ必至の詰まずは読めたからいいでしょ、ね。 やはり悔やまれるのは29手目の68角。序盤にリードを作らないと勝てないタイプなのだから、あれは指してはいけないと思う。49手目や63手目も口惜しくはあるが、制限時間を設けて指しているのはお互い様なので読めなかったものは仕方ないかな、という気もする。 ともあれ、お互い級位者なりに白熱した将棋を指すことができたと思う。M916さんには感謝を申し上げたい。
2: M916 (1366) 2017-02-08 16:44
対局中は良くする手順が見えてこず、色々と勝ち目をふいにした一局でした、反省。 15角を狙う手筋は勉強になりました。次に生かしたいと思います。
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