Comments for this game
1: 223bbs (1665) 2017-05-21 16:03
実力的にもうしばらくいいのは指せないと思っていたら、文句なしの会心の棋譜ができてしまった。自分が一番びっくりした。 アベレージ2級、現在1級の身で四段に勝ってしまうという事件が起こってしまった対局。こんなことがあるのかというくらい上手くいってしまった。明らかに実力以上のものが出てしまったと思う。 普段は左美濃に囲っていくところ、相手が相手だし、普通にやっても絶対に敵わないので、いっそ居飛車穴熊にガチガチに固めてしまおうと開き直って(姿焼きにでもされる覚悟で)いたら、なんと攻め駒が上手くさばけてしまい、いざさばけてしまうと陣形差でそのまま勝ってしまったというところだろうか。 45手目、両取りの桂馬がかかったので、少しやれるかもしれないと思った。 開き直りが功を奏したというか、歩成りをあえて許して、飛車を6筋で使っていく構想がよかったように思う。 61手目も強気の一着。ここでは相手の銀取りよりも金取りの方が玉に近いので厳しいと見ている。 69手目、右の銀と成桂が手順に活用できたことで、この辺りは結構やれている感覚があった。とは言っても、四段だとまだまだどんな手が飛んでくるのかわからなくてびびりまくっていた。 75手目の5三桂、これが個人的には出来過ぎの手かなと思う。駒がたくさんあるので、実戦中はどこが急所かわからなかったのだけど、次の銀打ちと合わせて角をいじめると相手は中々困ってしまう。おそらく相手は、金は逃げない方がよかった。 85手目、ここも銀を逃がすより歩を払ったのがよかった。銀は相手の角の道を塞いでいるという見方もできるので、ここもあえて取らせることで一手を稼いだ形だ。 91手目、角をとれば詰むことを確認して、まさか本当に勝ててしまったと確信した。 あまり将棋歴は長くないが、これまで将棋指していて一番感動したし、自分でもこんな見事にやれるときがあるのだと嬉しかった。定跡を知らないので棋力は安定しないし、ぼろぼろに負けてしまったりもするのだけど、楽しんでやっててよかったなと思った。
To post a comment, please login.