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1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-07-04 11:27
普通の自戦記 [対先手中飛車、松尾流穴熊もどき] *現在、なぜか棋譜再生だけができないトラブルが続いており、コメントを頂いても局面確認ができません。ごめんなさい。 4:本譜85歩の他に34歩も有力定跡だが、自分の場合、形勢が互角近いなら「相居飛車になったとき(自分が)強く指しやすい順」を優先している。 7:ここも好みが分かれるところ。ここまで指せば先手中飛車か向かい飛車が自然で、66歩を決めた嘘矢倉なら右四間でなんとかしたいところ。右金を上がっておけば旧式中飛車に対し5筋の歩交換を防ぎつつ穴熊狙いが安定するし、向かい飛車には穴熊より左美濃が便利なので損にならない。 10:先手相居飛車に居直るなら右四間と決めているため、銀をこちらに上がれる。主戦術にする必要はないが、居飛車を指すなら「条件がよいときの右四間」は(棒銀ほどの必須科目ではないと思うが)それなりにこなせた方が序盤がラクになる。 12:もう42玉は決めてよい頃合だが、先手すぐには動けないので攻めの形を先に作る。 17:ガッチリ受けた後手に対し、先手は角道を通しながら6筋の位を取った。後手は右銀を保留したままひとまず駒組みに入る方針。 19:これで当面は先手4筋で歩を手持ちにするくらいしかないはずなので深く囲う作戦に決定。 27:先手が相穴熊を選択。 34:6筋の位を取られて銀を捌きにくそうなので、銀を囲いに引きつけて4枚穴熊にする方針。代えて24角と覗き先手を縛る手も有力で、まずはそちらを指しておいた方がお得だったかもしれない。 42:ひとまず4枚穴熊完成。いわゆる松尾流は42角のラインを通す形で、5筋を謝っているこの形は単なる31銀型4枚穴熊、だと自分は理解している。 45:この角出は飛車の行き先を聞いてから84まで転換しようという発想なのだが、 47:後から考えるに、24角のまま歩を突き捨てまくってざっくばらんに攻めた方がお得だったようだ。なにしろ4枚穴熊vs片穴熊で、玉形に圧倒的な差があり、わーっと戦いを起こした方がメリットがある。 50:初志貫徹の手だがやや疑問手。△84角に▲66歩と応じられると、以下△75歩▲61飛成△76歩▲68角△62飛などと進み、継いで▲81龍なら△66角と攻め合って後手不満なしだが、▲81龍に代えて▲62同龍と交換されると、△同角▲82飛車で先制されてしまう。キッチリ読んで指すのが本来なのだろうが、本譜は「おそらくこちらでも一局」で指している(自分の棋力と持ち時間を考えると仕方ないかなぁ・・・)。 56:最近のテーマである「たとえ最善でなくても曲げない手を指す」を通した手。結果的には正着だったよう。 57:気迫が実ったのか、相手の方に受けのミスが出る。穴熊を指すならここは77桂と逃げておくところ。 64:とはいえここは単純に指しすぎた。52金を打つにしても、代えて△99と▲95歩△15桂打▲28玉△24香▲38銀くらいまで交換してから、あるいはさらに△27香成▲同銀△27桂成▲同玉まで決めてからの方がよかった。実際には同玉まで進めて66歩打が最善のよう。 69:優勢を失いかけたところで相手の方にも緩手。代えて▲82龍△42金右▲91龍などと金に当てて手番を握りながら桂香を拾われた方が厳しかった。 70:しかしこちらもスピード感じに欠け、香を拾って歩切れを解消して、などと暢気なことを考えている。さっさと15桂打が正着のよう。 72:この着手で互角近くまで紛れた。 77:しかし相手の方にも小さなミスが出てチャンス到来。 78:なのにこれを活かせない。代えて49馬で攻めがつながったものを、自分から切れ模様にしてしまう。 79:しかししかし、ここで相手の方に大きな受けミスが出た。 81:勝ち目はないので最後のお願いに出るしかないが、 82:38銀打、38成香、37歩打のどれでも後手勝ちが確定する。 84:あやうく手拍子で同玉としかけるが、それだと多分詰んでるらしいことに気付き王手がかからない受けを選ぶ(実際、同玉なら13手の即詰みがあった)。 同じ穴熊でも4枚になるとやはり感覚が違い、本譜は4枚穴熊らしくない攻めになってしまった。それでもなんとか優勢は作ったものの、78手目が本当に迂闊な手で、79手目48銀とされていたらかなり劣勢だったところ。反省したい。
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