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Gote: mdarg (1427) ☗7☗9☗3Icon mail off
Game started at: 2017-08-21 04:35:28 UTC
Game rule: Rated, 15 min + 60 sec

Comments for this game

1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-08-21 07:28

普通の自戦記 [嬉野流っぽい出だしからの先手中飛車に、囲わず飛車回り]
*現在、なぜか棋譜再生だけができないトラブルが続いており、コメントを頂いても局面確認ができません。ごめんなさい。

1:この初手でそれなりの知名度がある指し方は嬉野流くらいだと思う。
2:合法手30種のうち相手が何を指しても、後手番の2手目は84歩と決めている。
3:あれ、すぐに角引くんじゃなかったっけ、とは思うものの順は覚えていない。
11:一瞬端角になってから引き角中飛車に。先手1手損で角が捌きにくく飛車先も受からないうえ、後手形を決める手を指しておらず何でもできる状況で、すでに後手優勢・・・なのだが、ソフトに評価させると香落ちくらいの差しかついていない。少なくとも「すぐにどうこうはない」形だということか。
13:自然に進んでこの局面。
14:普通に指すなら52金、ソフトで調べたところ74歩や33角もあるようだが、正面から殴り合う形になっても悪くはなかろうと前で受けた。
17:違和感のある手。直前の将棋でフワっと突かれた歩をムリに咎めようとして優勢を失っているので、ここは初志貫徹で殴り合いに備えた。
25:まあだいたい予定していた通りの形。
26:指されたときは「これはないんじゃないか」と思った手なのだが、あとからソフトで調べたところ、手元の全機種で推奨手になっていた。自分のひと目は46銀、棋風によっては38金、ちょっと捻って97角くらいかと思っていたのだが、いやはやこんな手があるとは思わなかった。
30:代えて△75歩も考えはしたのだが、▲65歩△73銀▲75歩△86歩▲同歩△同飛としても▲88歩打に△76歩打くらいで銀が捌きにくく、だったら中央からドカーンバコーンと攻めた方がわかりやすいかなと思いこちらにした。結果的には疑問手で、少し紛れた。
32:それなりに時間を使って「よし、この形ならいける」と飛車を回ったのだが、これまた疑問手でほぼ互角まで紛れた。殴り合いになれば角の捌きの分で後手指しやすいかと思っていたのだが。
34:仕掛けとしては「なくはない」くらいのレベルらしく、形勢は(ソフトに解析させても)不明。まあ「ほぼ互角」だと思っておけばよいだろうか。
37:これも指されてハっとした手。指しているときはイケイケゴーゴー状態でゴリゴリ攻めようとしていたので吟味できなかったが、局面をじっくり見ればこれしかないという素晴らしい一着である。もちろんソフトで解析しても最善手。
38:代えて△82飛が冷静だったようだが、▲97角がぴったりの受けで簡単でない。
43:これは微妙に緩いようで、直接叩いた方がよいらしい。
44:しかしこちらも歩切れが苦しく、誘惑に負けてしまう。
46:先手が捌ける形になってみるとけっこうまずそう。動揺して飛車の引き場所を間違える(51に引くべき)。
47:しかし相手の方も53歩打が見えなかったよう。先手が優勢を失い後手に流れが傾き始める。
56:しかしこれが緩い。代えて△67馬が強い手で、応じて▲52銀不成などと飛車を取れば△49馬で金を取りながら狭い玉に馬が迫り、簡単ではないものの金銀の枚数と57の拠点がモノを言って寄り筋だった。
64:ここも時間を使っているのだが・・・代えて67角打、76馬、31桂打あたりが正着で、本譜は紛れ(というか先手やや優勢になる)。
72:あれよあれよと悪くして先手勝勢。
73:しかし相手の方にもミスが出る。▲68飛△同馬▲54角でも、▲44銀打△32玉▲68飛△同馬▲34銀でも寄り筋だった。
77:寄り筋を見逃したことに気付いて焦りが出たのか、ここで大悪手が出てしまった。いつもは自分がこのパターンで負けることが多いのだが、さて反対の立場でしっかり寄せられるか・・・
80:早速の悪手。いやー57歩打の方が安全だろうとは思ったけど、玉狭いしこれでも寄るかなーって・・・相変わらずだなぁ、自分。
85:紛れかけていたところにひと目違和感のある手。
86:今度は落ち着いて寄せることができた。

なお26手目に代えて▲32金に△75銀と攻めても▲46銀と手抜き、△86歩に▲同歩△同銀に▲88歩打と定番の受けがあり、△87歩打と食いついても▲65歩(人間目線だとどうせ手渡しなら16歩の方がよさそうに見えるが、ソフト的にはこっちの方が価値が高いらしい)あたりで様子を見れば、後手は勢い△88歩成だろうが▲88同金△87銀成▲同金△同飛成に▲88飛とぶつければ、先手も美濃囲いほど堅くないとはいえ後手は船囲い未満の格好で、序盤のハンデを考えれば後手満足の別れといってよいかもしれない(形勢自体は後手やや優勢)。応手は△88同龍の一手(86歩打は飛車交換から82に先制で打たれるので却下)で、以下▲同角△87飛打▲97角△89飛成▲86飛打などと進んだ局面は、後手がよいようではあるがかなり怖い格好。

終盤にちょっとした綾でひっくり返ってしまった将棋ではあるが、相手の方は中盤が巧みで、序盤のリードを逆転される展開となった。中盤唯一の明確な悪手が出た47手目以降の粘りも的確で、こちらが先に息を切らして再再逆転を許した。全体としては、級位者同士の対局なりに白熱した一戦になったと思う。
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