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Game started at: 2017-11-11 14:11:36 UTC
Game rule: Rated, 15 min + 60 sec

Comments for this game

1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-11-11 17:16

変わった形になった棋譜シリーズ+級位者の巧手 [後手筋違い角に居飛穴]

8:珍しい後手筋違い角。先手筋違い角でさえ対策があやふやで、こっちは全然覚えていなかった。
13:後手番なら中央に上がるところだが、先手番なので積極性があった方が指しやすいかな、とこちらにした。
16:ひと目違和感のある手で、どうやって咎めるのか悩んだ。
17:筋違い角は四間飛車にできないとかなり苦しくなるので、左辺を圧迫して指しにくくさせようという手。実際には代えて22角打(または77銀と54角を交換してからの22角打)の方が有力だった。
21:しかしまあ思惑通り後手飛車角が不自由になって、先手やや優勢な局面。
22:今回紹介したかった巧手その1。手広いところだが後手さほど時間を使わず向かい飛車に構えた。先手の主張が通った形からすぐに立て直せるのはお見事。代えて45歩、32飛、41玉、42飛なども有力。
26:このタイミングで端なら96歩がお得そうだが、後手1筋2筋からしか攻めようがないので、疑問手というほどではなさそう。
27:2枚矢倉の格好でも十分安定しているので、もうすこし右辺を整備してから(矢倉か穴熊か矢倉穴熊かも吟味しながら)囲った方がよかったかもしれない。
31:しかしとりあえずは遠くなった。
32:今回紹介したかった巧手その2。これ自体が巧手というよりは、51金を入れて2筋で仕掛けようという構想が素晴らしいと思う。ソフトの解析だと次善手候補に過ぎないが、少なくとも形成を損ねてはいない。
34:代えて56歩と殴り合うのが正着だった。本譜は(形勢がよさそうだという判断もあって)無難に指そうとしすぎたかもしれない。
36:3筋はややムリで、代えて25金が有力だったのだが、
37:こちらもこれがよくなかった。代えて▲56角なら△26歩打▲同飛△25歩打▲28飛くらいでなんでもなく、仮に継いで△36歩でも▲46銀△37歩成▲同桂△32飛に▲83角成で先手よかった。
38:押し込まれる展開になり神経と時間は使うが、形勢は悪くないんじゃないの、と思っていた。ソフトの評価はわずかに先手よし。
43:ここが勝負どころと気合を入れて読んだ。有力手としては、本譜55銀のほかに、23歩打、24歩打、72歩打あたりで、やたら手広いというわけではないものの、損得が非常に微妙。結局優劣はわからなかったので「55銀で攻めがありそうなこと」だけ確認して指した。
44:こっちが本筋だと思っていたが、代えて37歩打が正着らしい。しかしまだ微差。
46:これはひと目重かった。ソフトの評価だと2枚落ちくらいの形勢差がつくはずの手だったのだが・・・
47:こちらの応手もピリっとしなかった。代えて37同飛で金が先頭になる形を作ってやればもっと重かった。15分を使い切って60秒読みに入ったが、相手の方はまだ8分ちょっと残している。
49:手広そうだがこれが明快だろう、という手だったのだが、代えて65角打、44歩、23歩打が有力で、56角打や74歩打もあった模様。
52:しかしまだ紛れてはおらず先手やや優勢、
53:・・・だったのだが、これが悪かった模様。正着候補は代えて74歩打か34角打のようで、後者は見えていたのだが「どうせなら先にひと叩きするよな」と思い叩いた。よく考えると、角を打って飛車が3筋にかわしたとき23銀打が追撃にならなくなるため、ヤブヘビだったよう。
54:これで32飛なら先手がよいだろう、としか考えていなかった手。
55:秒読みの中で考えた精一杯の手だったが、いかにも鈍臭く疑問手。代えて▲76角打から△54銀打▲43銀打(!)△35飛▲54銀成△同歩▲43歩成△同歩▲24角打(!)の順が見えないのは仕方ないとしても、代えて▲74歩打△同歩▲55角打△64銀打▲43歩成の順は見えるようになりたい。他に65角打も本譜よりよかったよう。
56:後手も、先手が緩んだこのタイミングで95歩だったよう。
57:これも悪い手ではないが、代えて43歩成が明快だったよう。
58:今回紹介したかった巧手その3。3筋がお留守になるが攻め味を残すにはこれしかない、という手。受けと攻めのバランスをキッチリ把握していないと指せない手だと思う。相手の方は7秒で指したが、自分なら70秒あっても指せそうにない。
59:咎めにいったつもりだったのだが、代えて43歩成、12馬、22歩成、65桂など着実な手が有力だったよう。完全な読み負け。
60:この手の評価は難しい。10秒くらいの検討時間だと本譜を推奨手にするソフトもあるのだが、長時間検討させると代えて49飛成が勝るよう。それだけ難解な局面だということだし、少なくとも次善手ではある。
64:しかしこの着手で優勢になった感触があった。飛車を逃げていればまだまだ難しかったところ(84、64、74のどれも有力みたい)。
68:これでややはっきりしたか。
75:調子よく攻め続けて・・・
76:ここで想定外の受け。
77:寄った感触はあったのだが、これでは紛れてしまう。代えて42歩成、31馬、12飛成などなんでもよかったところなのに。
78:今回紹介したかった巧手その4。まだまだ先手優勢な局面ではあるのだが、こちらの悪手で相手の方のスイッチが入ったか。一番厳しいところに打たれた。
81:これも緩手ではあるのだが・・・
82:急所が目に見えているかのような反撃。今回紹介したかった巧手その5、というか、ここからの攻めは巧手ばかりで、非常に勉強になる。
84:悪くまではしていないつもりだったが、これでわずかに逆転していたよう。
91:それなりに踏ん張っていたが、これはやや疑問だったか。
96:まさに圧巻の猛攻だったが、ここでようやく緩手。代えて84桂打と先に打たれていたら寄り筋だった。
100:悪くしたと見てかく乱に出た手だと思うが、形勢判断の正確さはもとより、思い切りのよさには感心するばかり。
101:しかし勝負手としては迫力に欠け、さすがに寄っている。
103:これで勝ちでしょうという手だったが、実は即詰みがいくつもあった。
105:時間切れで終局。

読みの深さ、正確さ、形勢判断、どれを取っても相手の方が上回っていたし、78手目からの圧倒的な攻めは生きた心地がしない速さだった。形勢がはっきりした(自分としては悪くまではしていないつもりで、感想戦にて「勝勢になり緩んだ」とのコメントに「悪くはしていなかったような気がする」と恥ずかしい応答をしてしまった)ところでふっと緩手が出て逆転はしたものの、部分的には、まるで手合いが違っているという印象の将棋だった。
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