この棋譜へのコメント
1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-02-25 09:07
変わった形になった棋譜シリーズ [横歩青野流から87歩打] 17:先手が青野流を表明。 19:定跡では代えて36歩のはずで、ちょっと悩んだがとくに危なくなる筋は見当たらなかった。 25:先手36歩をずっと保留したままだったが、構わず42玉型中原囲いに組んだところ、なんとなく合流したようなそうでもないような形になった。 29:まあいったんはこうなるだろう。 30:後からソフトで解析したところ、飛車角総とっかえにしてしまうのも有力なのだそうだが、いくらなんでも先手の手が進みすぎると思う(本譜も推奨手のひとつで互角)。 32:ひとまずは飛車の行き先を聞いてみないと話しが始まらないように思う。 33:わざわざこっちに途中下車するということは、74歩73桂を決めさせてから仕掛けようということなのだろう。後手にも攻め味ができるので悪い話ではない。 37:示し合わせたように手が進んでこの局面。後から見返せばここが正念場で、ある種のテーマ図になってもおかしくないくらい難解だと思う。 38:ソフトに解析させたところ、代えて△75歩を▲同歩と取らせて△66角▲同角と飛車角交換、△86歩打の味付けに▲同歩なら△33桂で手を戻し、仮に▲48銀なら△86飛と走って飛車角交換を狙い、どんどん捌いていく構想が有力らしい。先手金開きに対して後手の中原囲いは殴り合いになったとき時間を稼ぎやすいため、内側に入り込むことに集中するのが近道。先手2分ちょっとに対し後手6分ちょっとと3倍以上の時間を使っており、横歩の終盤に時間を残せないとそれだけで負けかねない、という思いはあったが、踏ん張りどころを見極める勝負勘みたいなものがもう少しあったらと思う。 39:指されてみてすっかり困った。先手から角交換されると4筋が浮いてしまうので、44角の1手が何にもなっていない。 40:ソフトに解析させたところ、それでも最善手は88角成で、後手わずかに有利らしい。本譜も有力ではありまだ悪くしてはいないが、どちらにしても、38手目の44角が「何やってたの」という手になってしまい、すっかり気合負けしてしまった。 49:紆余曲折あって2度目の正念場。 50:悔いの残る一着。代えて45銀が正着で、玉形の主張を見比べれば、先手先手で大駒に働きかける手が有力なのはわかるはず。 57:しかし相手の方にもようやく悪手らしい悪手が出る。代えて▲54飛と△64角をいったん交換して、それから銀を取れば迫力が違った。 58:自分の形勢判断としてはすでに悪いと見ていて、囲いの性能で耐えながらとにかく相手玉に迫ろうと考えていた。代えて同角ならまだまだ指せた将棋だったが、これではっきり悪くしてしまった。 74:ここで代えて49銀打が、粘れる最後のチャンスだった。 83:取って詰むなら仕方ないと取ったが、キレイに詰まされた。
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