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先手: rino (1726) Icon mail off
後手: mdarg (1427) ☗7☗9☗3Icon mail off
対局開始日時: 2017-05-13 02:08:06 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒

この棋譜へのコメント

1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-05-13 07:35

普通の自戦記+実戦寄せ問題 [角道オープン四間飛車に居飛穴]

rinoさんと連戦になり今度は後手番。
5:角道オープン四間飛車のようだ。
12:ここで角道を開ければ、先手からの角交換が1手損になるうえ同玉と取れる。これが可能なのも2手目84歩だからで、居飛車を強く指すならやはり最初は飛車先だと思う。
13:それでも構わず角交換する手がないわけではないが、1手損して結局やることが逆棒銀では先手割に合わないだろう(後手が1手得するゴキゲン中飛車対丸山ワクチンの逆棒銀だって、よほど条件がよくないと突破は難しいし、まして千日手を気にしなくてよい後手番ならなおさら受けやすい)。
14:ということで角道遮断、穴熊を目指す。
17:先手まだ攻め込めないので優先順位が高い手ではないような気がするが、急戦の意思表示になった。
28:42金を入れるかどうか少し迷ったが、先手銀の位置が低く玉形も半端なので香上がりを選択。
29:65歩はフェイクで、銀冠を作ってからじっくり指すつもりなのだろうと思っていたら予想が外れた。
30:慌てて乱戦に備える。
32:一応安全は確認しての玉潜りだが、後から調べたところ、24角と58金左を交換して後手飛車の横利きを制限する手、62飛や64歩で先手飛車を戻させ手損させる手などもあった。ともあれ居飛車やや優勢。
35:こうなっては止むを得ないのだろうが、桂の単騎跳ねでは穴熊は崩せない。
45:無難に無難に指し回してリードは築いたが、こうやって大駒と金駒を交換した直後に思わぬ苦戦をすることがよくある。なにしろ後手は拠点もなければ駒も進んでおらず、大駒だけ駒台に乗せても一気には攻め込めない。
50:さっそく緩手。22銀と引いておけばなんでもないところを、自分で角道を塞ぐ。代えて46角打と攻防に打つ手もあった。
58:ともあれ攻めは凌ぎ切って勝勢、というところでやらかした。香を取らせてから逃げればこちらの寄せがぐっと速くなるものを、自玉の受けしか見ないで玉を上がる。かなり紛れたがまだ後手優勢。
62:まずい流れを食い止めたい、という焦った気持ちで指した割には、そう悪くない手だと思う。
63:王手にもならず駒も取らない手で手抜かれるとは思ってもみなかったので、読み直しになる。
64:「この形で寄ってなければおかしい」と確信してはいるものの、8分半考えたところで秒を読まれやむなく指した。後から調べたところ、本棋でも寄ってはいるが、次善手であり明快でなかった。後で回答を記載するので、興味のある方は「明快に勝つ手」と「本当に勝っているかどうか」を考えてみて欲しい。
68:持ち駒に勘違いがあったのか、吊るして即詰み。

さて64手目の回答。
正着は簡単で、▲46角打でダメなのだから▲47桂打しかないのはすぐわかると思う。▲47桂打には△29玉の1手で、継いで▲46角打。応じて△39銀打には▲同桂成△同玉▲47銀打で必至(途中同玉以外は即詰み)、△17銀打にも▲16歩打で必至。ようするに、▲47桂打の時点で1手1手の受けなしだった、ということ。

正着が先にわかっているようなものなので、たしかに勝っていることを確認するまでに10分で3級、といったくらいの難易度だろうか(即詰みになる手順の方がややこしい)。というか、この棋譜コメントを書いている時点で自分が3級なのだが、「勝ってるよ」と教えてもらって10分で確認できるかどうか、自信がない。
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