この棋譜へのコメント
1: tomycar (2330) ☗10☗9☗62017-06-12 12:41
akikazeさん NR30-60お疲れさまでした。長時間おつきあい頂きありがとうございます。 まず初めにお詫びから。 対局希望の方を私が間違っていたようです。 大変失礼致しました。ご迷惑だったのでは? 中途だった感想コメントをまとめてみましたので、お許し願います。 尚あくまでも更なる棋力向上を目指しているだろうという前提での、私見です。 もっと強い人や別な角度からの視線とは違うかもしれませんが、ご容赦ください。 ○本譜全般;終始冷静な指し廻しで、棋力は直ぐにも私を超えられそうです。 本局は実力を存分に引出すべく、駒組をどうぞ攻めて下さいとしたとはいえ、 49玉以降は特に目を見張ります。後は終盤の嗅覚みたいなモノかなと思います。 当然の一手でも、時間を使って考えるようにするといいかもしれません。 ∵きっと脳に局面を刻み込み易いだろうという私見⇒数十年前の敗戦譜を再現可。 ○対局中特に予想外だった好手は?; 81手目64歩⇒予想74歩より厳しくて、ビックリ!でした。 89手目74歩⇒72銀が良かったとの事ですが、恐らくギリギリの勝負でしょう。 91手目55桂⇒93手目78角だったら次に63歩で、はっきり良でしょう。 99手目52銀⇒後悔してましたが、寄せの構図が描けていたら大正解と思います。 ○敗着は?;後手1手負けを覚悟して下駄を預けた107手目の局面=44桂。 考慮3秒で十分に読み切った上での着手ならば仕方ありません。納得です。 ただ最大の勝負所を見逃してしまうと、なかなか強くなれないかも?と危惧します。 私は対局中とても読み切れませんでしたが、逆転を予感しました。 既に指摘済ですが、20分程ああでもないこうでもないと現実盤駒を並べてみた結果、 ⇒やはり、15桂ならば勝/32成桂ならばギリギリの勝負みたいです。 ⇒15桂には後手攻め合う他なく、25桂・26歩・47歩・99飛成が候補ですが、 いずれも23桂成‐同金に、41銀不成が絶妙手で、後手勝目がないでしょう。 遠因は寄せの構図と思います。私は89手目以降ずーっと15桂を気にしてました。 後手玉の急所は左右から狭められる事⇒歩が打てる局面なら24や22や34。 先手玉の急所は37や27に空間が開く事⇒これを視野に78手目44桂を着手。 後手反省は途中26歩を効かせられなかったか?⇒先手が的確で無理なようです。 55角以降は読切ってないが、この形なら寄せがある、みたいなモノがあります。 実際は114手目から詰むかを考慮し、ようやく124手目で後の37角成を発見。 ○参考までに;お尋ねあった横歩急戦33角戦法。 全2局で気になったのは、これだけ立派な手を指せるのだから、もっと前段階から、 自玉も薄いけれど積極的に攻めた方が、もっと早く上達するのでは?と感じました。 私が知っている限り、横歩後手の内藤流33角以外の戦法は、次の6通り。 内藤流以前の横歩は、AかBがほとんどのアブノーマル戦型だったような…。 A)23歩~45角や25角 B)88角成~相横歩76飛 C)88角成~急戦33角 D)88角成~急戦38飛 E)88角成~急戦28歩~45角 F)33桂 確か6~7年くらい前に、飯島プロか野月プロの詳しい解説があったと記憶します。 6通り全てではないかもしれませんが…。 恐らく羽生の頭脳は、流石にもう旧いのでしょうねえ。 F)を除く5通りを、先後双方の意味を解して研究してみる事を推奨します。 エッセンスは居・振に共通ですし、他戦型よりはボリューム少ないですからね。 因みに定跡の大部分が記憶の底ですが、強い人に教えて頂く機会で活きたと思います。 ○さいごに; 強い人ほど相当前から寄せの構図を描いて、駒を動かしていると思います。 また無駄な手を読まない取捨選択が、恐ろしいほど的確で速いです。 現実の対局では、この人にどう指したら有利かという対人+心理的要素も加わります。 かなり弱くなったと痛感してますが、私も再勉強しようと思います。 長々と済みませんでした。多少でもお役に立てば幸いです。 また機会ありましたら宜しくお願い致します。
2: tomycar (2330) ☗10☗9☗62017-06-20 12:42
前稿の誤記訂正です。大変失礼しました。 D)88角成~急戦38飛【誤】 ⇒88角成~急戦38歩【正】
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