Tournament: Game of stamina of shogi.Long durability time.It starts from an antarctic day.
Sente: hide01 (1655) ☗0☗0☗0
Gote: RISING_FORCE (2187)
Game started at: 2016-12-14 12:19:32 UTC
Game rule: Non-rated, 60 min + 10 sec
Sente: hide01 (1655) ☗0☗0☗0
Gote: RISING_FORCE (2187)
Game started at: 2016-12-14 12:19:32 UTC
Game rule: Non-rated, 60 min + 10 sec
Comments for this game
1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32016-12-19 10:04
18:対四間飛車居角左美濃の将棋をこの間どこかで見た、と思って探したのですが、hide01さんとRISING_FORCEさんの将棋でしたか。ご縁があるようですね。 20:この類の形の5筋は先手7七角を見ての交換にすることが多いように思いますが、研究手でしょうか。不思議なタイミングだと思いました。 21:結果だけ見るとこの4筋がどうだったかということなのでしょうが、一見緩そうな手を見せられて「咎めなきゃ」と指しすぎてしまうのは自分にもよくあります。実戦心理というやつでしょうか。 42:20手ほど進めても凝り形が解消せず(後手が解消させず)、先手苦しそう。後手玉形で勝っているので「長引けばこちらが有利だよ」というプレッシャーがあり、先手番に「なんとかする」義務を押し付ける厳しい指し回しに見えます。 77:このくらいまで進むと、私でも「後手がいいんだろうな」くらいの判断ができますが、後手がまったく隙を見せない中、先手よくここまで粘り強く指せるものだと感心します。ここから後手の寄せがあまりにも鋭く手立てがなくなっていきますが、簡単には詰まされない粘り腰がまだまだ続き驚かされました。 109:力尽きることにはなりましたが、大変な熱戦だったと思います。勉強になりました。
2: hide01 (1655) ☗0☗0☗02016-12-20 14:37
この対局のポイントを挙げると ・攻めの銀の使い方 ・〈大局観〉や〈戦略性〉の差 ・有利な局面から、着実にリードを広げてゆく指し方 ・そもそもの棋力の差 ■先手四間飛車 対抗形 居飛車(左美濃~穴熊) 12:△2四歩、銀冠か天守閣美濃から米長玉への移行か。経験値の少ない展開になりそうな予感がしていました。 18:後手、左美濃に。 21:20手目は自然な手に思っていました。▲4五歩は4筋の位を取って、後手の4四歩・4三金の高美濃を牽制している狙いです。しかし、この手によって76手目の手が生じているので、将棋は難しいものです。 30:後手玉、銀冠の囲いに入城。堅固な形に。 32:穴熊志向を明示。この辺りでは、先手の方向性が定まらずに、不利を意識しはじめてる。 41:悪手。なぜか、5四の歩が浮いていると、ふわっと、指してしまった。35秒で指す局面ではなかった。代えて、▲4七銀~▲4六銀と組み替えをした方が、苦しいながらも、良かった。 42:△5五歩をみて、咎められて大きく形勢を損なったと感じました。 49:この辺りでは、先手の主導権の取れる有効な手が見えなくなっている。 50~54:見習いたい手筋です。先手はそのままで、後手の歩が1枚駒台に。 56:△3三角、落ち着いています。強引にでも、後手は捌ければOK。 57:1筋に飛車を転換が狙いだが間に合いそうにない。 ただこの辺りで、▲2五歩△同歩▲同桂△2四角と綾をつけておくべきだったかも。 60:遊び駒だった右の銀も守りに、まさに鉄壁。 62:頃合、よし。後手、満を持して、開戦。この局面、駒の損得はなしも、玉形の囲いの差で、大差。 76:これで、勝負あったかなと、対局中では観念した手。この後は、粘っただけの感じに。 「歩の裏に〈香車〉」これも、有効な手筋。 80:急所の両取り。4七の金を取られると一気に終わります。 100:△4八金で寄り筋に。 108:冷静に。以下、即詰みに。 mdargさんにコメントをつけていただいたので、自分なりの反省をこめた棋譜コメです。 正直、圧倒されて、何もできなかったなぁ。 なにもかもが、違いすぎる。 という感想です。 棋力の強い方との対局は自分の足りない部分が浮き彫りになってくるので、いい機会になりました。 対局していただいた、RISING_FORCEさんと、コメントを寄せて頂いたmdargさんには感謝です。
3: mdarg (1427) ☗7☗9☗32016-12-20 23:02
なるほど、上級者相手だと知らない序盤で間違えてそれっきりということがあり、恐ろしい限りですね。私もちょっと前に力戦矢倉でケチョンケチョンに攻め潰された記憶があります。 20手目の5四歩を指した瞬間の形を見ると、後手の指し手がかなり限定されているのがわかると思います。向かい飛車が面倒で飛車先を決めにくい、早めに3三角を指さないと玉形負けしそう、4筋を突いてしまうと相銀冠の理想形である6四銀型に組まれそう、4筋を突かないと6五歩からの4五桂が受けにくい、とかなり窮屈です。 自然に進めた例として、▲5八金左上△3三角▲3七桂△2二玉▲4七金△2三銀▲6五歩などと高美濃をさっさと組まれると、即悪くするわけではないようですが、かなり勇気がないと踏み込めない形になりそうです。 もとはといえば12手目の2四歩がかなりスリリングな手で、船囲いを経由する指し方と比べたメリットを考えてみたのですが、私の棋力では「手を狭くしてその先の研究形に引き込む」以外に思いつきませんでした。それと同時に、もし自分がこの手を指されたら「研究手があるかも」という不安でつい手を曲げてしまいそうな気もします。 本譜30手目の形は米長棋聖などが好んだ4二金型(4筋位取らせ)の銀冠で、角道が通っており攻めてよし、金の位置が低く穴熊に組み替えてよし、要所で米長玉があり攻めさせてよしと、攻守に味のよい構えだと思います。先手は攻めの要である左銀と穴熊攻略に重要な右桂が捌けなくなり、飛車角の利きも弱く攻め味が見えず、心理的にも相当苦しかっただろうと思いますが、それでも大崩れせず耐え続けたのは本当に凄いと思います。 結果として負けがつくとつい力不足を嘆きたくなりますが、自分との対局でも強く感じた読みの深さと正確さ、そしてなにより折れない心と粘り腰という、hide01さんの強みも浮き彫りになった将棋だったのではないかと思います。自分に完勝した相手を褒めるのも何か変ですが、ともかく善戦だったように思いました。
4: RISING_FORCE (2187) 2016-12-23 08:09
前に返信しようと思っていたものの、返信が少し遅れてしまい申し訳ありませんでした。 12手目 実はこの手、プロの現在の最新型なんです。 コンピューター将棋が盛んに取り入れられる今、コンピューター将棋に詳しい第一 人者の千田翔太五段がNHK杯将棋トーナメントでこの12を指して久保九段を 撃破したんですよ。 その将棋以来、四間飛車は工夫が求められているという少し高度な将棋なんです ね。 20手目 確かに4五歩は少し作戦負けに陥ってしまった原因だと思います。この手がなけれ ば33で2五歩として、同歩、同桂、2四角、6五歩などと動けますね。 しかし4五歩がついてあると、先ほどの変化2五歩、同歩、同桂に5五角と飛び出 せます。 38手目 この銀冠穴熊に組まれるとだいたいは作戦負けなんですよね。この理論は大切なの で覚えておいた方がいいですよ。なので、33で2五歩、同歩、同桂と攻めてい きたかったところなんですね。 41手目 この6五銀はだいたい成立しないと覚えておいた方がいいですね。 81手目 この手は素晴らしいですね。私には指せないです。やはり悪い時は粘るというのは 大切ですね。 83手目 この手も素晴らしいですね。5五の地点は穴熊の急所ですし、9九の竜にあたるの がこの角の効果ですね。粘りの好手順でした。 hide01さん対局ありがとうございました。hide01さんの反省点を踏まえて、私も話をさせてもらいました。hide01さんの解析力と粘りの力はすごいですね。私も見習いたいです。特に粘りは大切ですよね。 mdargさん棋譜投稿有難う御座いました。mdargさんのおかげで私もこの将棋のポイント、hide01さんの粘りの好手順をもう一度振り返らせて頂くことができました。 また棋譜投稿お願いしますね! hide01さん、また今度将棋お願いしますね。
5: RISING_FORCE (2187) 2016-12-23 08:13
すみません。棋譜投稿を先ほどさせてもらいましたが、文章がおかしくなってしまいました。 読みにくいかもしれないですがご了承ください。本当にすみませんでした。
6: mdarg (1427) ☗7☗9☗32016-12-23 20:00
大変参考になります。この棋譜ですね。 https://shogidb2.com/games/ed903fbc0103817b4f3c3184ea01aee14f7b34af#f24bcdf640ff7f11a0150c52a55097424a6ec54f なるほど、28手目の1二香が用意の手ですか。3一玉で待機しつつ、他に指したい手を指しながら手待ちすることで、穴熊を組む途上で一番危ない形である2二玉~1一玉のタイミングをコントロールできるという寸法ですね。 しかしいやはや、よくまあこんな序盤を思いつくものです。先手が居玉のまま早々に6七銀を決めて、穴熊なら攻め潰すぞという姿勢を見せたところに真っ向から対抗する、後手番でも居飛車らしい主張が通った指し方だと思います。先手が左辺にかけた手がそっくりそのまま負担になって、29手目にしてすでに手詰まり模様(しかも相手は捌きの名手)とは、感心するのを通り越してポカンとしてしまいました。 81手目や83手目が見事なのはもちろんで、粘り強い受けが苦手な自分としてはたいへん参考になりますが、しかしそれでも、圧巻だったのは88手目に角を切ってから相手の角を消し龍を取らせて(相手の龍を残して)の寄せだと思います。凄い勝負を見せて頂いたと思います。
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