1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-05-02 09:21

後から観戦記 [第三期 永聖戦 決勝]

9：先手が一方的に飛車先を決めて1手損角度換わり。主張を作るのが難しい作戦だけに、なにかしら
17：早繰銀の構えだけ作って先に玉寄り。隙のある動きに見えるが手元のソフトも68玉推奨。
18：ここが最初のターニングポイントか。後手玉形が窮屈で先手右銀が伸びており、筋違い角を打ってしまうと落ち着かせ所が難しい。1歩得しても活用の目処が立ちにくいため、素直に腰掛銀を急ぐべきだったか。持ち時間の長さを考えると、悔いの残る一着だったかもしれない。
28：後手作戦負け模様で先手右辺からの攻めをどう受けるか。ここは反発力や玉の広さや飛車の横利きを考慮して63銀が有力だったように見える。
37：先手はシンプルかつ素直に攻め続ける。この飛車が意外と安定しているのが切れない攻めのポイントか。
46：後手劣勢ながらも正確な受けで粘っていたが、これで先手優勢がややはっきりした。代えて△82飛▲23飛成に△33銀という妙手があって、応じて▲22歩打なら△32角打と弾きながら利きを集め、仮に▲26龍と引けば△87角成▲同金△同角成と勝負できた。

自分も参加した第三期永聖戦はneokdrさんの優勝となりました。個人的には18手目64歩からの腰掛銀や28手目63銀からの反発にどういう構想を用意していたのかも気になりますが、本譜の鮮やかな攻め崩し、中でも37手目26飛から39手目22歩の展開は印象的です。大会参加者ならびに運営関係者の皆様お疲れ様でした。

2: neokdr (2393) ☗13☗6☗62017-05-03 01:24

コメントありがとうございます。
46手目に82飛～33銀という手は見えていませんでした。32に角を打つ手は考えたと思うのですが、33に銀を打つ手は思いつかなかったです。
28手目に63銀ならば、とりあえずは34歩と取り込み、同角には35銀、同銀には24歩と歩交換の様に指したと思います。
18手目に64歩とされるとまた別の将棋になり、この辺りその時の気分で手を決めているので、特にこれといった構想は無かったです。私は、特に問題がなければ46銀～35歩の筋を狙うので、その筋から考えたと思います。