1: sasuryman (1284) ☗0☗0☗02021-05-16 15:14

初めて試す戦法でしたので序盤全く分かりませんでした。最後は意識が飛んでました(笑)97銀とかでしょうか？熱戦楽しかったです。ありがとうございました。

2: hissori (2326) 2021-05-16 18:52

二枚銀急戦矢倉の対抗形ですか
これ、昔の将棋ですが、最近、先手が25歩を早く決めるようになってたまに見かけるようになりましたね

Abemaトーナメントで船江六段が先手を持ち、対抗形にはならなかったのですが藤井二冠を破った戦法だったりします


32手目94歩は、首尾一貫していないですね
ここは何はともあれ86同飛の一手
本譜はそうなりませんでしたが、77角や87金と94歩を咎める手段がありますので、取る一手です
もし、86同飛としないのなら、そもそも86歩自体をやるべきではないです


36手目82飛は微妙なところです
ここは85飛、84飛でも一局の将棋ですね


38手目86歩は一手パスの意味しかないので疑問手です
ここは単に75歩と突き、同歩なら45銀　同銀　76桂（角を逃げたら88歩）の攻めがあり後手がペースになるところでした
この45銀が成立するのは、先手が25歩を突いていないせいです
突いてあると、45銀　同銀　76桂　34銀くらいで、先手も攻め合う形がありますので（23銀成～24歩など）、難しい将棋となります


48手目52金は落ち着いた手ですね
他に56歩などもありますが、先手は攻めているようでも53の地点を清算してしまうと後手が3歩持って色々な攻め筋が見込めますので、むしろ後手ペースとなります


54手目54歩は悪手です
5筋の歩は何れ57に叩きたいところですので、簡単に受けてはいけません（飛車を切るような変化になった時の51歩も無くしてしまっていますしね）
それに、たとえ54歩と打たれても、同銀と取れば駒損しないで受けられますので
ここはやはり76桂と攻めるか、76歩と力を貯めるか、65桂と57と77の地点を叩けるようにするか……
何れにしても持ち歩を有効活用する攻めを考えたいところです


58手目64銀もかなり悠長ですね
ここも76桂がありました
本譜は2筋の歩が切られてしまい、差が縮まっています（63手目29飛が疑問手で、また微妙な形勢になりましたが）


64手目65銀は疑問手です
本譜の53歩が激痛ですのでね


72手目31玉も疑問手です
ここは辛いですが52同金と取るしかないです
ここで先手が優勢になりました


78手目57桂打は勝負手ですが、冷静に同銀や68玉なら後手が劣勢のままでした
本譜は81手目57銀が悪手で難しくなりました
81手目は52歩成が詰めろで入りますので、それなら先手が勝勢でした


86手目57桂不成は悪手です
そのまま負ければ敗着級ですね
52歩成が物凄く厳しいので、後手としては一回自陣に手を戻す必要があります
なので、ここは77同桂成　同金としてから42金右と粘り強く指したいです


97手目31銀が詰みを逃した悪手
ここは53銀なら簡単な詰みでした


時間切れ図は69同桂成、69同成銀、97銀、97角などで後手が勝ちです
後手に詰めろが掛っていませんのでね

まあ、先手に詰みを逃してもらったので、時間切れ負けでもやむなしって感じでしょうか？（笑）


本局の反省点は、54手目54歩と安易に受けたことと、76桂からの攻めが見えなかったことですね
同型の将棋は（厳密には同型ではないが……）少しの疑問手で形勢が逆転しますので、攻めにも受けにもしっかりとした読みが要求されます
自信が無いのなら避ける方が無難かもしれません

3: sasuryman (1284) ☗0☗0☗02021-05-17 12:52

hissori様、こんばんは。棋譜コメントありがとうございます。一応、hissoriさんの棋譜を研究して真似したつもりでしたが、私にはまだまだ棋力が足りない感じですかね？(笑)感触的には経験を積めば使いこなせなくはなさそうですが・・・53銀から簡単に詰まされてたのですね(笑)全く見えてませんでした。まだまだ序盤が体系化できていないのが最近の悩みです。自分に向いている形を見つける努力を続けたいと思います。これからもよろしくお願いします。