目隠し将棋について
kasai (1767) 2020-07-17 10:01
冥将戦を観戦して感じたことが有ります。 <不正防止について> 1.観戦者は通常モードで観戦できます。 2.対局者は設定すれば〇印で表示されると考えられます。 3.この観戦者側の通常モード表示方法は、不正指しに対する対策がされていません。 a.複垢入場またはGUEST入場して2台のPCまたはウインドを複数開いて観戦すれば通常モードで観戦が可能であり、不正行為が容易です。(目隠しにならない可能性があります) b.この不正行為を防ぐには、観戦者も〇印表示にする必要があると思います。現状の状態では、不正防止は担保されないと考えられます。 c.本来なら性善説で問題なさそうですが、COMが認められていても「闇COM」指しが多い現実を鑑みれば、この程度の不正行為は行う可能性があり、考慮すべきと思います。 d.観戦者側からしますと、〇印の画面で対局者と同じような緊張感と集中力が要求されて楽しめます。また同時に観戦者のトレーニングにもなります。 <名称の違和感について> さて、目隠し将棋で有名なのは菊池寛の小説で天野宗歩と石本検校が歩きながらの「目隠し将棋」です。76歩、34歩、26歩、44歩と棋譜のみで「心眼」で指すのが本来の目隠し将棋であると、理解しています。 従って、現状の目隠し戦は、視力に頼る部分があり、本来の目隠し将棋ではなく、すべての駒が同じ形状もしくは盤面の色違いですので「一色将棋」に類すると思います(囲碁でも余興で先手・後手とも「白石のみ」の一色碁を打つことが有ります)。 棋譜読み上げによる本格的な目隠し将棋がネット上で実現できたらと思っています。