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大会: 4サークルまたは数サークルによるチーム対抗リーグ戦
先手: Kupo (2030) ☗6☗9☗7Icon mail off
後手: CANCION (1099) ☗3☗3☗9Icon mail on
対局開始日時: 2016-12-16 21:01:42 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒

この棋譜へのコメント

1: neokdr (2393) ☗13☗6☗62016-12-16 18:08

サークル対抗戦、力戦王チーム対SWEチームの1局です。

10:77角成や94歩もありました。本譜の62銀は25歩、77角成、同銀、22銀の時に24歩、同歩、同飛が成立します。62銀がなければ35角~57角成という筋があります。62銀が居ると35角に34飛が角金の両取りで参ってしまいます。その様な理由で無難なのは77角成~22銀という手でした。
11:先手は先程の手順を見送りました。ここは好みの範囲です。
14:歩が26に居る状態でこの手が入れば、無条件で飛車先を交換される事はありません。25歩に33銀が間に合う為です。
29:65に争点を作ってしまうので、少し怖い手です。ただし、これで65歩と位を取られる手は防いでいます。
35:先手は右玉が狙いの様です。
36:持ち歩を温存して42玉という手もありました。以下、一例を挙げますと、48玉、54銀、38玉、44歩、56歩、31玉、68銀、22玉、57銀、43銀という展開です。途中の54銀は69飛を避けたもので、65銀が居る状態で69飛とされると、63歩、同飛、72角を狙われます。展開例の後の狙いは、先手の出方次第で54・63・72・に角を配置し、35歩~36歩を狙いとします。また、持ち歩を温存しておくことで先手が77桂と活用した場合に74歩~75歩を狙えます。右玉に対して銀矢倉と54ラインの角の組合せは良い組合せです。
42:44歩とする手もありました。右玉から45歩は自玉も危険となる為、行きにくいのです。
52:少し早かったかもしれません。65の銀が飛車の横利きで狙われていますので、54銀と引く手はありました。66銀には86歩、同歩、同飛と歩を切っておきます。また、この様な展開ですと66歩が負担になってしまった様に思います。66歩は相手の駒の利きが多い所に打っていますので、打つ時に後々負担にならないか、また打った後は62飛と65銀でしっかり拠点を確保する必要があったかと思います。
68:角銀交換で後手が駒損していますので、ゆっくりした流れにすると、差が開きます。ここは更に駒損しますが45銀と桂を取って手番を握り、86歩と74桂の顔を立てて攻める手がありました。駒損を重ねますが、盤上全ての駒を活用できていますし、局面の流れを速める事で、終盤を近づけます。終盤は駒の損得より速度が優る場合があります。
70:仕方ない手なのですが、形成が少し不利な時には、怖くてもできるだけ戦力を温存しておいた方が逆転の目があります。受けに戦力を使ってもらうと良い方は安心し精神的に落ち着くので逆転が起こりにくくなります。
100:終盤は先手が十分な戦力を投入し、寄せきりました。

序盤は後手がうまくポイントを稼いだと思います。後手としては66歩を62飛と65銀でしっかりと押さえるのが良かったと思います。
また、銀矢倉と54ラインの角はお勧めですので、機会がありましたら一度使って頂きたいです。持ち歩が無くても有力なので、持ち歩があれば強力です。
先手は辛抱しつつ細かい手でポイントを挙げ、少しづつ形勢を引き寄せました。
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