大会: 第7回世界名手選手権大会
先手: zibakujyoou (1991)
後手: orihime (2053) ☗5☗9☗11
対局開始日時: 2017-03-01 21:42:09 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒
先手: zibakujyoou (1991)
後手: orihime (2053) ☗5☗9☗11
対局開始日時: 2017-03-01 21:42:09 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒
この棋譜へのコメント
1: orihime (2053) ☗5☗9☗112017-03-12 03:27
第7回世界名手選手権大会 坂田流向かい飛車+筋違い角からの大混戦になった自戦譜です。 ・26手目△6五角で一歩を掠め取りました。この角は△5四角と引いて2筋3筋方面に使えます。 ・33手目▲2六歩から積極的に動いてこられましたが、8八銀の形もよくないので、先手が無理をしている印象です。 シンプルな清算の順になりました。 ・46手目は△4四歩で後手優勢だったと思います。チャンスを逃して混戦の始まりでした。 ・48手目△6九銀は▲同金△8八桂成に▲同馬があって失敗します。△4四歩が入っていないため、馬の守りが強力です。 ・63手目▲6六玉から、ぎりぎりのしのぎを見せられました。 ・69手目▲7五歩に70手目△7四歩と突いたときには勝ったかと思って浮かれましたが、 71手目△8五金の一手で絶望的な気分に落ち込みます。 70手目は△8四金か△8五金とすべきでした。 ・73手目は▲8三角が決め手になりそうでした。△7三桂さえ用心すれば、桂頭玉の先手は駒を渡しても詰まない形です。 74手目△7三金でまた勝ちになったかと浮かれました。 ・75手目▲6四金は桂をはずして▲7六玉を見せた好手でした。 まただめになったと思いましたが、冷静に金をかわして難しい状況でした。 ・78手目△6四歩から反撃。 ・82手目は△6三金▲6五玉△7三桂▲6六玉△6四金で決まっていたように思います。 迷ったのですが、本譜89手目が見えていなかったため、本譜で勝ちだと思ってしまいました。 ・89手目▲7四飛はまるで次の一手のような飛車の犠打。これが唯一のしのぎで先手優勢に。 数手前にこの手が見えてからまた絶望気分です。 ・99手目は▲8七歩のように駒を渡さず守っていれば後手は手が出ませんでした。 ・101手目▲9五金で、可能性を感じて△8七飛成からしがみつきます。 109手目でも▲6八桂のように金駒を節約されると手がありませんでした。 ・119手目▲1五角が緩手でした。122手目△9五金となった局面で後手玉の上部が開けて詰みません。 替えて▲9六角が先手勝ち筋に見えます。 ただ123手目あたりはまだ受けがあって先手勝ちだったかもしれません。 ・126手目△5七銀成で寄り形に。 136手目は攻める手で後手に勝ちがありそうでしたが、読みきれず桂をはずしました。 後手玉が安全で先手玉の受けや入玉もなさそうです。 シンプルな序盤から長い長い終盤。ぎりぎりの攻防が続き、何度も形勢が入れ替わった一局でした。
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