大会: 第8回世界名手選手権大会予選
先手: orihime (2053) ☗5☗9☗11
後手: Behme (2110)
対局開始日時: 2017-04-06 00:23:33 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒
先手: orihime (2053) ☗5☗9☗11
後手: Behme (2110)
対局開始日時: 2017-04-06 00:23:33 +0900
ルール: 平手(R) 15分 + 60秒
この棋譜へのコメント
1: orihime (2053) ☗5☗9☗112017-04-07 16:08
[第8回世界名手選手権大会予選] ――禁欲の戒め 陽道振り飛車というのは、発想からして欲張りな戦法だと思っています。 飛車先を突くことで右辺の形を決めさせてから飛車を振ります。 △2二銀や△4二銀から△3三銀のような矢倉形になればそれで不満なく飛車を振るのですが、△3二銀の左美濃は少しやっかいな相手です。 13手目の局面は飛車を振らずに居飛車棒銀で戦うべきところかもしれません。 振り飛車になると、こちらの主張は角道が開いているか閉じているかの差くらいです。 感想戦を丁寧にしていただきましたが、15手目▲1五歩は不急の一手でした。 また、21手目▲5五歩と突いて中央の位を取ったのですが、ただでさえ銀冠までいかないと落ち着かない形なのに端と中央とに手をかけてしまったため、玉形の整備が大幅に遅れました。 2筋を突きたい、1筋を突きたい、5筋の位をとりたい、といろいろ欲張った結果、玉形が悪いため左辺で強い戦いができなくなり、作戦負けとなりました。 欲張りすぎて序盤から形勢を損ねることはよくあります。 あれこれ欲張るのではなく、主張を絞ってほかは本筋の手を指すのが大切だと実感しました。 陽道振り飛車は続けるつもりですが、これを禁欲の戒めとして、序中盤の差し回しを改善していきたいと思います。
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