この棋譜へのコメント
1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-09-23 15:06
勝手に観戦記 [相穴熊シリーズ] なぜか相穴熊の将棋へのコメントがたて続いたので、後付けでシリーズ化してみました。 35:この将棋も先手が左金保留。流行ってるのかな。 42:一応駒はぶつかったが、まだ中盤の入り口の捻り合いといったところ。 70:本格的な攻め合いはこの辺から。さすがに段位者ともなると前フリも念入りというか、リードした状態で開戦するメリットが大きいのだろう。自分的には後手持ち(先手69の金はやはり働きが弱そうに見える)。 74:この手があるから8筋と競争になっても指せる、ということに、打ったのを見てから気づいた。ぴったりの手。 76:オシャレな手。自分のひと目は89歩成で、解析させるソフトによってはそちらを第一候補にするものもあるが、もし見えていれば断然こっちを指したい。 77:代えて▲75角△同角▲76飛と対抗するのが本筋で、後手やや優勢に。 81:相手が一番重くなるタイミングで取った。うらやましいセンスだと思う。 84:遊び駒の活用よりも先着を優先して△57歩打がやや勝ったよう。 90:後手先着して先手と金が遠い。後手優勢。 91:この辺から、先手苦しさが伝わってくるような着手が続き、差が少し開く。 97:悠々と先着した後手に、先手も必死の反撃。 98:代えて39とと自然に剥がして先手勝勢だったが、順調に進みすぎて魔が差したか、やや紛れる。 102:自分のひと目は94角打だったが、そんな辺境のと金に当てても仕方ないので、どうせなら41から打つべき。しかしそれでも本譜25桂打が勝り、さらに57金打が微妙に勝るらしい。 106:後手にこれまでの鮮やかさからは考えられないような大緩手。正着はもちろん75角で、75角打も次善手ではあるため、あるいはクリックミスだろうか。形勢互角か、先手微妙によくなったかもしれない。 107:代えてまっすぐ55龍で、質駒を回収しつつ角に当てつつ54の歩に紐をつけつつ龍の捌きを見る手が味よかった。 113:互いに譲らず後手ややよい局面で・・・ 114:微妙に重い手が出て形勢互角。軽く47桂馬打から小清算して、47に浮いた龍に74角と覗いて当てるのが正着のようだが、見えにくいと思う。 117:形勢は難解ながら互角~後手ややよしの間にはありそうな局面。 118:後手ミスが尾を引いたか玉に迫る手が指せなくなる。 120:当てられたら42金引くが形ではあるのだが、この局面では53歩成を先受けして33金寄るが正着だった。自分もつい手拍子で指してしまいそうな局面。 122:先手囲いの枚数が減り駒台には大駒しかないが、後手の遠い金駒3枚に比べれば到達が段違いに早い。 127:代えて86角の両取りがあった。やや差が詰まる。 129:ソフトで解析すると代えて▲32龍△同金▲41角打△31金▲32金打△41金▲同金と絡みつくのが本筋だと言われるが、人間目線だと、よほど自信がないと切り込めそうにない。本譜は紛れだがそう悪くはしていないので、先手踏み留まったと見るべきだろう。 130:代えて47銀成と重いながらも前進するのが本筋、87歩打と直接働きかけるのが次善手、46銀と後ろから引っ張り出すのも形勢不明ながら有力だったよう。先手がスローダウンしているので、遅くても確実な手が欲しいということだったよう。 131:先手にも小ミスが出て「1手分遠い攻め」の面倒を見てしまう。代えて51歩成なら先手やや優勢、本譜は紛れ~後手やや優勢の間らしい。 134:金駒全部を引き連れて攻めるわけにはいかないので、近くにある駒を活用して48金が本筋だった。ここから後手また玉に迫る手が減り、形勢が先手に傾いていく。 142:後手手厚く囲んだからには48金と手厚く迫るのが素直だったか。ただし、どちらにしても先手がよい局面。 145:今度は先手の受け過ぎがまた顔を覗かせた。代えて32歩打と節約しながら金に当てて勝勢だったところ、本譜はやや紛れた。 146:龍の横利きを活かして32銀がぴったりの局面で、相手の攻め駒を進ませてしまう受け間違い。かなり紛れたがまだ先手がややよい模様。 149:代えて持ち駒温存の32歩が勝り、互角~後手微妙に逆転した。 150:残念なことに、後手の方の着手が間に合わず、時間切れで終局となった。 たいへん白熱した将棋で、また実戦的な手筋が多く見られ勉強になりました。参考にします。
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