この棋譜へのコメント
1: mdarg (1427) ☗7☗9☗32017-10-12 09:10
普通の自戦記+実戦終盤問題 [居飛穴で怪しい手を指しまくる] 28:普通の四間飛車対抗形で後手穴熊模様、だったのだが 29:相手の方が2手損して銀を繰り替えた。 30:穴熊にして悪いことはなく、ソフトで検討しても本譜が(この局面での)最善手候補のひとつには違いないのだが、もうひとつの有力手45歩で角道を通して戦うのが本筋だった。 36:予定通りの進行。構想を再確認してハッチを閉める。繰り替えるならどうぞと受けて立った格好だが、これで後手が悪いことはなく、捌き合えば穴熊が堅い、はずだった。 37:想定通りの仕掛けで・・・ 38:同飛が本線だと思っていたところに同銀。後からソフトで解析したところ微差ながらこっちが最善手候補で、形勢互角らしい。ちょっと焦る。 40:いきなり苦し紛れ。代えて74歩が本筋で、先手65の歩が浮いているので、桂跳ねで捌き合いを強要するのが自然。 42:いきなり悪くした。飛車先を重くしておこうと思ったのだが、これだとかえって速くなる。なにやってんだか。 44:ここもいったん取ってから84銀に82飛だった。 45:しかし相手の方もここで足踏み。 48:とにかく捌き合いたい。 49:緩手が続いたがまだ紛れには遠い。 50:手の流れから81歩成に違いないと思っていたところ飛車を追われた。優劣はわからないがこちらの方が嫌だった。 52:できるだけ「怪しい手」を選ぶ。 53:後からソフトで解析したところこれも最善手候補のようだが、もうひとつの有力手81歩成の方が気になっていた。 58:駒割は銀を捌き合って飛車角交換だが、先手のと金がやっかい。後手攻めが遅く相当悪そう。 59:ここまで先手の方に明確な悪手はなかったのだが、ここでなぜかと金引き。 61:これもちょっとなさそうな手で、 62:先に桂を拾ってかなり盛り返した。が、まだ劣勢。 66:これも意図的に指した怪しい手。仮に応じて▲25桂打なら△24金と上がって「もつれたとき上部脱出しても行き止まりですよ」という格好にしたかった。もちろん、31香と打っても金銀2枚では玉が受からず無理筋ではある。 67:相手の方が桂打を見送った。 68:どうせ間に合わないので「相手もそのうちどこかで1手や2手は緩む」というつもりで力を溜める。 69:ココセがハマった。 70:さらに欲をかいて図々しく。 71:通った!これで互角くらいまでは紛れたはず。 72:67歩成、36桂打、同角とどれもありそうな局面で、後からソフトで解析したところ最善手候補が見事にバラけた(技巧は36桂、Aperyは同角、elmoは67歩成推奨)。具体的な順を読んだわけではないが、67歩成は響きが軽そうだし、36桂打は激しくなりすぎて自分が間違えそうなのでこれにした。後から検討してみたが、△36桂打だと▲18玉△67歩成▲同金に△28香打が巧手で▲39銀打は仕方ないところ、以下△29香成▲同玉に△25桂打と数を足して後手十分・・・と言われても十分に見えないのだが、仮に継いで▲36歩なら△19角成とぶった切って▲同玉△17香打▲29玉△55馬▲28銀△19銀打▲46香打に△45歩で後手優勢ですね(ニッコリ)ということのよう。ムリだ、そんなのどうやってもムリだ。 76:本譜はまだ「怪しい手路線」にこだわっている。邪道に逸れすぎたかも。 90:ここまでまったく想定通りに進んだのだが・・・さすがに玉が遠い。これは企画倒れだったか。 91:と思ったところにふわっとした手。悪くする手ではないが押し返すきっかけにはなりそう。 92:よしあしは度外視して一番面倒な感じの手を選んだ。 94:どんどん嫌味をつける。 96:が、間に合うような攻めはない。 101:ひと目同龍かと思ったところで引いた。これはもしかすると・・・ 103:穴熊の寄せを知らない方だったのかも。 104:普段はやらない指し方だが、大劣勢なので「相手の方は寄せ方を知らない」という前提で指すことにした。穴熊の寄せは知らなきゃ指せない。 110:緩手だろうが、意に介さず龍に寄せる。 116:ケチっちゃダメなのはわかるがあえてケチる。付け込むときはとことん。 117:22龍でも22桂成でも終わっていたところ。これはイケる。これならイケる。 120:自玉が寄りだろうと詰めろだろうと気にせず龍に寄せる。 123:代えて手筋の33銀打で受けなしかな、と思ったが同龍でも先手勝ちらしい。 131:この着手で相当紛れたが、まだ後手劣勢。 135:なーんと、これが大悪手で、馬道が逸れたため先手玉に即詰みがある。 136:ここで仕留められればカッコイイのだろうが、このまま緩手を続けてもらおうと、甘い考えでこちらも日和る。非常に難度が高い詰みなので、仮に決めに行ったとしても間違いなく負けていたとは思う。 137:ついに大駒を切られた。思えばここで思考を切り替えるべきだったが、少し平和ボケしていたようだ。 140:ここで反撃に出たかったところ。 141:しかし相手の方にまたミスが出る。 142:今度はこちらに大悪手。代えて33銀と取れば逆転だった・・・が、局面はまだまだ難解で、仮に正着を指せたとしても勝ち切れたかどうかはかなり怪しい。 143:こちらの応手も奇妙だったし、ひと目で読めるほど簡単な詰みでもなかったような気がするが、スルスルっと討ち取られてしまった。指し手の中で立て直して踏み込んだ相手の方のメンタルが、自分の甘い指し手を上回った一局だと思う。 さてでは実戦終盤問題。本譜135手目を着手した時点で先手玉に即詰みがある。迂回手順がいくつかあるものの余詰みは少なく(多分1通りだけ)、最短19手で詰む。かなり巧妙で作った詰め将棋みたいだと思う。詰むのがわかっている前提で時間無制限で継ぎ盤も使って、とにかく詰まし切ったら初段・・・よりはもう少し指せるくらいだろうか。
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