大会: US Shogi Day
先手: scallop (2186)
後手: Chouwa (2139) ☗12☗7☗11
対局開始日時: 2020-04-18 23:51:40 +0900
ルール: 平手(R) 5分 + 30秒
先手: scallop (2186)
後手: Chouwa (2139) ☗12☗7☗11
対局開始日時: 2020-04-18 23:51:40 +0900
ルール: 平手(R) 5分 + 30秒
この棋譜へのコメント
1: Chouwa (2139) ☗12☗7☗112020-08-10 12:14
この棋譜は勝った棋譜の中では多分一番心に残っている棋譜だと思う。 幸いにもこの大会( https://system.81dojo.com/ja/tournaments/899 )が終わった直後に自戦記解説(といえるものでもないですが)が残っていたのでこの棋譜をちょっと振り返ってみようと思う。 (解説) この対局は僕が後手になり、戦型は先手居飛車対後手坂田流向飛車。 坂田流向飛車はほとんど指したことがありませんでしたが、大山先生が1局だけ名人戦で連敗ストップをかけて指していた記憶があります。(対木村義雄 昭和25年) (どんな記憶だよ!というツッコミはお控えください。) 両者自然な駒組みで序盤を終えましたが、22手目では大山先生の実戦例のように☖4五歩もありました。しかし、僕も一応用意していた作戦がありました。 26手目の☖7四歩がそれです。この手はどこかで☖8二角を狙って飛車を牽制しようという手です(かといって☗2六飛と浮くと、☖2四歩が厳しくなる)。 この手はその後の対局でも指し、中々有力手ではないかと考えております。一つの研究課題でしょう。 さて、本譜は31手目の☗5五銀左から銀交換になり、ついに狙っていた☖8二角を指しました。が、ここではもちろん☖6五歩も考えられたところです。 本譜は以下☗8八角と打たれて☗4四銀が受けづらくなってしまったので、若干こちらが指しにくいと思いましたが、37手目☗4八飛は正直ありがたかったです。 ここでは率直に☗4四銀と出られていたら、不利に追いやられていたでしょう。 本譜はここから難しい攻防戦が続きました。 47手目☗2四歩が緩手だと佐藤さんは仰っていました。確かにこの後の展開を考えると☗4五飛などの方が良かったかもしれません。本譜は☗2四歩としたので、今がチャンスだと思い、取らずに☖4六香としました。 これが勝着であったかどうか。 ここから僕が猛烈に攻め、僕が有利のまま終盤に入りました。 70手目☖6九金が良かったかどうかは分かりませんが、これぐらいしか思い浮かびませんでした。自玉が安全なので。 以下、挟撃態勢をつくりましたが、まだ緩んではいけない局面です。 持ち駒が金であれば、簡単に勝てますが...... 本譜は以下☗4七角と打ち、☖4八飛成に☗7九銀と打たれました。 五段だけあって粘り強いです。 以下☖7九同金から角を取りましたが、今思えば☖4七龍では☖8八銀の方が良かったかもしれません。もし、☗7八玉なら、☖8九銀不成とし、☗同玉ならば、☖6八龍で必死です。いやー、まだまだですね(笑)。 本譜は角を取ってしまいましたので、相当粘られてしまいました。 「終盤は駒の損得より速度」という格言を身にしみて感じました。 ちなみに85手目で☗7八玉は、☖7七銀☗同玉☖8九角以下必死です。 87手目の☗7九金が思ったよりも堅く、ものすごくヒヤヒヤしました(笑)。 以下こちらも攻めの手を緩めるわけにはいかないので、二度目の☗7九金に☖4七角と打ちましたが、正直もう何がいいかわかりませんでした。 負けが頭をよぎりましたが、97手目☗8八玉が個人的にはラッキーだと思いました。ここでは、☗7八玉の方が嫌で絶対に先手玉が詰まないので、相当きつかったと思います。 99手目では、☗7八玉もありそうですが、以下☖6八金☗7七玉☖7八金からほとんど詰んでいます。 102手目の☖5一香が多分勝着でした。☗6四角が多分詰めろではないので多分勝ちだったと思います(曖昧な表現ですみません)。 103手目☗2二飛が詰めろでないことを確認し、☖7九金が指せて、とうとう「勝ち」という実感が湧いてきました。 この手は次に☖7八金☗同玉☖6九角成以下の詰めろです。 ここで先手は☗9六歩とすればまだワンチャンスあったかもしれません。しかし、☗9八玉としてくれたので、☖6九角成で投了(時間切れ)となりました。 この手は☖8八金☗同玉☖7八馬から以下の詰めろですが、ほぼ必死です。scallopさん、本当に対局ありがとうございました。 (解説終わり) という感じです。確かこれ書くのに一時間は越えてたと思います(笑)。 何かおかしな点などがありましたら返信ぜひお願いします(__) (こんな長いものに返信したいと思わないか) scallopさん、本当に対局、感想戦、ありがとうございました。(人''▽`)ありがとう☆ またお願いします(__)
2: Chouwa (2139) ☗12☗7☗112020-08-10 12:41
追記:解説の中で、「9六歩とすればまだワンチャンスあったかもしれません」とあるが、これも6九角成が詰めろになっているのでこちらの勝ちは揺るがなかったと思う。お詫びして訂正いたします。
3: hissori (2326) 2020-08-10 16:42
74手目88金が疑問手 ここは58金と露骨に打って寄り 以下、78玉 68金 77玉 78金 86玉 84香で、先手に適切な受けが無い 80手目は確かに88銀が優る 84手目は同竜 同玉 49飛で寄り 59金は47角 88手目39飛は緩い 79同竜 同玉 39飛が優る 以下、69飛なら同飛成 同玉 49飛 69銀なら、58銀 78角 47角で受け無し 本譜は93手目で78銀と打たれ、真っ暗になりそう(笑) 105手目98玉が確かに敗着 ここは32飛成が詰めろで、まだまだ大変 以下、52金打くらいだが、64銀 69角成 96歩 78馬 97玉 89金 53金でどうか? ちょっと読み切れないくらい大変でしょ(笑) 68手目で23飛成としても分かりやすいけど、47角以下寄せに出たのは良い姿勢 実際、しっかりと寄っていると思う それだけにその後何回か踏み込む順を逃しているのが残念かな?
4: Chouwa (2139) ☗12☗7☗112020-08-10 18:26
hissoriさん ありがとうございます! いやー、たくさん疑問手がありましたね。ちゃんと復習しておきます。
5: scallop (2186) 2020-08-22 20:43
気付いたら自戦記が(笑) この将棋は48手目△4六香をうっかりしていて、一気にだめにしてしまいました(汗) 粘ったのですが、102手目△5一香で全然寄らなくなったのが誤算でした。 101手目▲5二銀と張り付いて、寄せてくださいと開き直る方が実戦的でしたかね。 △7八金からの詰めろが掛かっているので、105手目の局面はこちら指しようがないですね。 最後投了しようかと思っていたのですが、投了ボタンの場所がわからず時間切れになってしまい失礼しました。 対局ありがとうございました。 また阪田流の対策も研究しておきます。
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