1: ritomath (1732) ☗2☗4☗62020-05-25 16:44

ritomath（アマ低段）が本日の配信の対局に解説を入れます。よろしくお願いします
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88角成から角交換系の将棋（一手損角換わり、角交換四間飛車など）に派生してしまうので、ここは矢倉を志向するなら角道を止める方がよい。ただし、角道を止めると戦型の選択肢を自分から狭める事になるので、厳密には損（厳密には損、というのはアマチュア級位であれば気にしなくていい位の損であり、そのくらいの実力の内はそれよりも得意戦型に誘導する利の方が大きいと思う）

2: ritomath (1732) ☗2☗4☗62020-05-25 17:33

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矢倉を志向する場合、77角と上がるより77銀と上がった方が組みやすい

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自分からここの歩をつくのは相手からの攻めをやりやすくしてしまっている意味がある様に見える。つかなければ、銀を上げるまではこちらは様子見ができる。優先度としては74歩や41玉の方が上。74歩は一見角交換が怖いような直感があるが、今回は54歩があるので桂馬と銀の自由度を上げる利益だけを得られる

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玉がもう一歩左に寄れているとかなり違うので、端より優先したいところ。銀が出てきているので開戦に備えたい。

30
諸説あるが、先に8筋の歩を付き捨てて置いた方が後で戦いやすい。同角なら65歩に同歩と取れなくなるし、角が動いた瞬間に飛車が成れる。
となると同歩だが、ここの歩を捨てて置くと後に飛車を走りやすい（後でこの歩をつくと手抜かれやすいので攻めが遅れる）

44
歩の数に余裕があるので、ここは67から打った方が厳しい。67同金なら69飛車打が厳しく、と金が作れるならば成ったタイミングで金に当たる効果が強力

52
63銀打が入ると非常に手痛いので何らかの策を用意したい。
一例として、53歩。
55馬なら銀打の脅威が去る。応じて66桂打くらい。

45馬なら56銀打で封鎖

53歩にそれでも銀打ならば、馬を取っておいて52銀成同玉で攻めが切れている。

ここさえ凌げばと金の攻めが間に合う

52
上で懸念していた63銀打の攻めだが、
以下は
53歩
52銀成
同玉
63金打

これが厳しい。逃げ方次第でこの先は変化するが、攻めが切れそうでも最後に55馬とすると本譜と比べて拠点が強固に残る点に注目頂きたい

54
66銀の変化は放送内で検討したので省略

56
よく読めば分かるが、同銀は攻めを加速させる。代えて何が最善かははっきりとは分からないが、ここで66銀打でも本譜よりはマシ。馬の利きが遮断されて22まで玉が逃げられるようになる

59
オシャレを追求するなら66馬。同龍なら84の王手飛車。逃げるにしても金取りの解除と桂馬の入手でかなりお得。この先も王手飛車は狙える場面が続く

60
最善は分からないが、金引-銀打-金引ならまだなんとか耐えていたかも。66馬の狙いがキツイが…
金寄なら73角打とかから攻められると辛いだろうか

63
52銀打→41金打
3手詰

64
ここまでくると仕方がない

3: ritomath (1732) ☗2☗4☗62020-05-25 17:43

69
52銀打-同銀-同香成-31玉-41金打
詰み

73
22銀打-同金-42成香
詰み

77
22銀打-32玉-21馬
詰み

81
77と同じ筋で詰み

95
これだと51角打でまだ続く
71から打てば必至

4: SzshiroRaphanis (1251) ☗1☗6☗72020-05-25 22:49

18手目と30手目は、新たな気づきです
52手目の53歩打ちはちょっと考えてました、66桂打ちとどっちにしようか迷いました
終盤、かなり詰みがあったんですね