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先手: eulatphyh (1050) ☗5☗9☗5Icon mail on
後手: StephenEK (1250) Icon mail on
対局開始日時: 2020-11-25 22:31:04 +0900
ルール: 平手(R) 10分 + 30秒

この棋譜へのコメント

1: eulatphyh (1050) ☗5☗9☗52020-11-26 14:27

観戦記、自戦記、という言葉があるなら…敗戦記という言葉はあるのだろうか…。
まあ、敗戦記 = 負け将棋の自戦記、ということなのでしょうかね?

いずれにしても、負けたからといって腐っているだけでは進歩は永遠にないので… 悔しいながらも、以下、敗戦の一局を省みます。

先手(私) 四間飛車 vs 後手 右四間飛車 の一局でした…。

もう、右四間飛車という時点でウンザリしてしまうのです…なんだか、今私が居る6級前後で右四間飛車を採用する方は、「よくおわかりの方」なので、あっという間に一方的に攻め潰されて the end の将棋なので…。


さて…

4手目64歩がもう右四間飛車の宣言なのでしょうから、この時点で、正直嫌になりました(汗) 先手としては、この時点で、ノーマル振り飛車や矢倉くらいが想定されるのでしょうが、いずれも、右四間飛車の格好の餌食ですもんね…。

本譜、32手目、同85桂…この時点で、私としては、どうしていいのか、さっぱりわかりません。
そのままだとパックリ角を取られてしまうわけですが、かといって、受けるために、本譜の通り、86角と上がると、右四間飛車としては、待ってました、と言わんばかりに、65歩と突いてくるわけです。

以下、同歩とすると、99角成以下、右四間ペースなわけです。なんでこうなったかというと、86角と上がって、角成を受ける手を消してしまったから…その前には、85桂という攻めがあるわけですが…。

かといって、同歩と取らないのも、本譜の通り、と金 を作られて、取ったところでさらに歩を打たれてどんどん追撃を受ける。ですが、66を開けてしまうとすかさず角成が入ってくる…それを避けるとどんどん6筋を攻めてこられる…と、もーーーーー! 八方塞がりです(八方ではなく二方ですか…笑)。

50手目、67同歩成で、後手右四間の、飛車成は偉い、が確定してしまったので、もう、ここで先手大敗勢ですね。

58手目、85飛成で、与えて飛車を、さらに、飛車成は偉い、を決められて、もう、先手大大大敗勢です…。

以下、さすがにここまで一方的に攻め潰されると(おもいっきり棋書のタイトル通りになってしまいました → 私、一応持ってはいますが…)、さすがにどうしようもないので…63手目に投了いたしました。

戻って、33手目、某対右四間飛車対策の動画も観ましたが…それでは、88角と引く…(以下、長手順)、という一手があるらしいのですが、まあ、例えば、

88角、65歩、同歩、88角成、65銀、同銀、となったら後手の、飛車成は偉い、が受からない?? ので、先手が片美濃囲いである陣形差を考えると、いずれにしても、88角成を同飛、とするのも、後手右四間には6筋から飛車をどかす狙いがあるわけですから、やっぱり後手右四間ペース…。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん………………………どうすればいいんでしょうね?

この、85桂を上手く受けつつ、先手四間飛車側が優勢を築くには…。

あー、一例ですが…

65同飛、から、

66歩、同飛、77角、69飛成、11角成…

と、斬り合いはできるかもしれないけれど…それでも、どうにもこうにも、もはや、無駄な抵抗な感じですし…。

むーーーーーーー! どうしようものか!!! (と、珍しく声を大にしてみます…)

ありがとうございました。

2: hissori (2326) 2020-11-26 18:02

あはは(笑)
すいません、率直に気持ちをぶつけておられるので、思わず笑ってしまいました

なるほど、右四間飛車対策ですね
うんうん、結構、厄介なんですよね
ですが……、対応策が無い訳ではありません


27手目86歩では、他に二通りの対応がありますが、この場合は86歩も悪くありません
以下、84歩には95歩と93桂の形をとがめにいきます
後手も84歩と突いたからには85歩とするしかありませんが、94歩とあくまでも強気に先手は応じます
そして、86歩にもひるまず93歩成で、とりあえず桂得をしました
後手も負けじと87歩成 95角と進んで、先手が有利です
以下、93香には、73角成 92飛 83馬として、飛車が逃げれば93香成で良いですし、飛車を見捨てて98香成には、92馬 89馬 58飛(77とが来る前に躱した意味) 77と 56銀で、これも先手が優勢に近い有利です
27手目86歩の局面は、端が突き合っており、しかも84歩が予め入っていないので、86歩が成立します
86歩 84歩 95歩 85歩 94歩 86歩に、同角でも先手の模様が良く、以下、85桂 56銀 88歩 97桂 82飛 85桂 同飛 87歩で、先手が指せます

ですが、86歩はあくまでも後手が84歩を省略して93桂と跳ねたのと、対右四間飛車ではレアケースである9筋の端歩が突き合っていたから成立しただけですので、他の時に同じようになるとは限りません(四間飛車が後手番の時には、端を受けている余裕が無かったりします
なので、もう少し汎用性の高い形を(=飛車側の端歩の突き合いが無い場合でも成立する形)紹介しておきます

27手目第二の手は56銀です
後手は当然85桂と跳ねて来ますが、慌てず騒がず86角とします
後手はやはり当然のように65歩と突いてきますが、これにも同歩と平然と取ります
99角成で、先手失敗のように思いきや、ここでまたまた冷静に79金と受けて、四間飛車側は、
「これ以上どうやって攻めます?」
と胸を張ります(笑)
79金以下は、61飛(飛車の当たりを弱めた手) 64歩 22銀くらいの待機策を後手が採れば、88金 33銀 77桂と捌いて先手が有利になります(桂交換すると、46桂が厳しい狙いになるため)
また、61飛で74歩と突くのは、64角と強く出て先手良しです
他にも色々と後手の指し方はありますが、すぐに強攻するような手段はありませんので、落ち着いて指せば互角以上には戦えます
もう一つ言っておくと、この受け方は74歩~73桂~85桂と攻めて来た場合に更に有力となりますので、覚えておくと良いと思います
成立条件は、98香、56銀が入っていて、69金型で待っている場合です

第三の手段は、58金左です
もっとも普通の手で拍子抜けしたでしょうが、これもあります
以下、85桂に88角が急所の一手
そして、65歩には取らずに86歩が眼目の一手になります
以下、66歩 同銀として、65歩には75銀 88角成 同飛 33角 87飛 99角成 85歩 98馬 86飛 66歩 68歩で、良い勝負ながら、先手も不満無しです
65歩で65銀もあり、以下、同銀 88角成 同飛 65飛 85歩 69飛成 68飛 89飛成 61飛成で良い勝負
途中、68飛に同竜もあり、以下、同金 88飛 61飛 89飛成(98飛成だと77桂と逃げて先手良し) 58金左 98竜 91飛成で、これも良い勝負です
また、74歩73桂型から85桂と攻めてきた場合は、88角 65歩 86歩 66歩 同角(同銀だと、65歩に75銀と出来ないため) 同角 同銀 99角(65歩もある。以下、73角 63飛 91角成 66歩 64香 同飛 同馬 61香 66飛で先手有利。73角に61飛は55銀で、これも先手良し) 65歩(シンプルに銀取りを受けた意味) 同銀 同銀 77桂成 同桂 同角成 73角 68馬(63飛には64銀。61飛には62銀) 62角成 58馬 同金 69飛 63馬 65飛成 62飛で、次の41馬から飛車を抜く手を狙って先手有利です

……と、まあ、軽く三手段説明しましたが、これは右四間飛車側の形によって形勢が変わることがあるので、どれも絶対ではなかったりします
なので、右四間飛車からシンプルに攻めてきた場合と言うことでご理解頂けたらと思います
他にも色々な形が存在しますが、幾つもの対応を知っておけば、それらを条件によって使い分けることができますから

3: eulatphyh (1050) ☗5☗9☗52020-11-27 22:59

hissori さま

コメントありがとうございます。

も〜、64歩と突かれた時点で、うんざりするんですよね(汗)…またかよ…って感じで…(汗)
ですが、変化の大枠、示していただき、「戦い方」の流れについて、概ね理解することができました。
もっとも、この変化を全て記憶して、実戦で寸分の狂いなく指せそうにはなさそうですが、
おっしゃる通り、右四間飛車の斬り合いについては、「これが正解」というのはないとのことなので、
だいたいこういう変化になる、というのを踏まえつつ、あとは、のちに書いたもうひとつの右四間飛車の
コメントも併せて、

強気でも、弱気でもなく、常に局面を冷静に捉えて指す、

というのを、できるようになっていければ、と、思います。

ありがとうございました。
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