この棋譜へのコメント
1: mimix (1818) 2021-09-14 13:51
112手目、△8六桂に替えて平凡に△8七とから即詰みがあったようです。 △8七と▲同飛△8六桂▲同飛△9七銀▲同玉△8六馬▲同玉となったところでパッと見、先手玉が広そうなので、飛車、金、桂、歩4の持ち駒で詰む気がしなかったのですが、5筋に残った2枚の銀があるおかげで詰むようです。(ただし、その手順は難解で、他にもいくつも王手の選択肢があるため、秒読みで見つけるのは不可能でした) まず、△8五歩▲同玉と釣り上げてから△8八飛と2つ離して裏から打つのが上手い手順で、▲7六玉とかわされたときに飛車に当たらないようにしています。 以下、△6四桂▲7七玉△6八飛成▲8七玉△8六歩▲同玉△8八竜から詰みになります。なお、△6四桂に▲6六玉だと△6七金▲同玉△6八飛成で詰みます。
2: mimix (1818) 2021-09-14 14:23
中盤の角切り、次いで飛車切りの攻めは流石に無理筋だったようで、60手目、△3六角に▲4八玉くらいで先手十分だったようです。 本譜は馬を取りきってしまおうという順でしたが、67手目、▲3九桂はあまり良くなかったようで、ここでかなり差が縮まって勝負形になりました。(▲3九桂に替えて▲2一飛ならば先手優勢でした) 以下、78手目、△2四歩までは順当な進行だったかと思いますが、ここでは△4七桂成を恐れずに▲3四角とかわしておく方が良かったのかもしれません。 ▲3四角とかわした局面はAIで解析しても、探索の深さが足りないと評価値がプラスからマイナスまでブレるのでかなり難解なようです。(深く探索させるとどうやら先手が有利な局面のようです)
3: mimix (1818) 2021-09-14 14:44
79手目で▲3四角とかわすとどうなるのかをAIで解析してみたのですが、その結果が面白かったので紹介します。 角の効きがそれたので△4七桂成は必然で、以下▲5九玉△5八成桂▲同玉△7八金までほぼ一本道です。 ここで▲6六歩と玉の退路を確保しつつ、3四の角で7八の金取りを狙う味の良い手がありますが、その直後に後手からも△4五銀!と一見してタダ取りされる銀を出る鬼手があります。 と言っても、▲同歩は角の効きが止まって次の△5五桂が必死級になるため、実際はこの銀は取られません。 そこで先手も▲9五桂と攻め合い勝ちを目指すのが良いようです。
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