この棋譜へのコメント
1: nabla8 (1958) 2023-07-29 00:35
<京都将棋における実践心理> 1. 13手目は、この対局で最も長く読みました。それは2択しかない▲57王か▲67王かの選択です。 ▲67王は、相手がミスする確率は低くなりますが、▲57王は、悩むと考えられたからです。悩みはミスを生みます。 ①▲57王であれば△56銀▲66王△65角となり、両王てを回避できますので、即詰みは無いと判断。 ②▲67王ですと△56角▲66王△65銀で即詰みになり、相手のミスを誘うことができないと考えました。 2. 相手も14手目は一番の長考のすえ、△43玉とミスが生じ、先手の勝ちとなりました。 ①検討してみますと、14手目は△56銀▲66王△65角として拠点の「と」を払っておけば後手の優勢な局面であり、先手の負けでした。正に「九死に一生を得る」心境です。 3. この対局で7手目の▲65「と」と▲65銀の違いを実践でテストすることが目的でした。本譜の▲65「と」は、現時点の当方の棋力では無理と判断しました。
この棋譜にコメントするにはログインして下さい