級位者の段階では「まだまだ基本ができていない」ともいえます。
ほとんどの方は将棋に費やせる時間もごくわずかでしょう。
そのわずかな時間でも有意義に吸収できる方法をいくつかご紹介
させていただきます。
棋譜並べは有効ではありますが、理解までに至るにはそれなりに
時間がかかるものです。そこで…短期習得方法として、
①3手詰・5手詰の本を有効活用する。
どうやって詰ますかはもちろんですが、それだけでやめてしまっては
あまりにももったいないですよね。
・図面を見たら「初手が何か」が直感でわかるようになるまで、
何度も解いてみましょう。「1局30秒以内」とご自身でルールを
決めてみても良いかと思います
・「王が詰む局面の1手前」を想像してみるのもいいでしょう。
「この配置なら、持ち駒が○○なら詰むのか」を考えてみるという
ことですね
・本を逆さに持ち替えて「どんな状況だと詰まされるのか」を
覚えておくのも重要です。
いろんな詰将棋本を買い込むよりも、1冊を有効に活用できてこそ
短期習得への近道ともいえるでしょう。
②初心者から高段者に至るまでの必読書「将棋は歩から」。
将棋の指し手の60%以上をも占めるともいわれる「歩の活用書」。
歩を十分に有効活用できれば、高段者への道も大きく開けると
いえるでしょう。
ちょっとした時間でもかまいませんので、何度も読み返し、時には
盤駒にならべて身につけましょう。
「一歩千金」という言葉もあるように、歩1枚でもおろそかに
するようでは、おそらくなかなか上達には至らないでしょう
本がボロボロになるまで熟読なさってみてください。
③上達しない原因の多くは「序盤の駒組にある」
序盤(戦いが始まる前までの守りの布陣・攻めの布陣」で、
後々駒が有効に使えるかどうかが決まります。時にはここまでで
有利・不利ができてしまうことも多々あります。
「本に載っているから」「この駒はどっちにあっても同じ」などと
おもわずに、「どの順番でどの駒を動かせば」いきなり相手から
攻めてこられることがないか…を研究なさってみるのも、短期上達~
棋力向上へのカギとなるのではないかとおもいます。
空き時間でも出来る、上達するであろう勉強法
・詰め将棋
・日本将棋連盟ライブ中継(月額550円)などでプロの対局を観戦する
・棋書を読む(暗記が望ましいが、実戦で何回か指して感覚を身に付ける方が重要)
後はやはり実戦を多く指すことでしょうか。
1つの戦型に拘るのも1つの策です。
参考まで。